ビートって何?
お砂糖の原料は2つある!?
beet_img_01.jpg お砂糖の原料には、大別すると「ビート」(甜菜:sugar beet)と「さとうきび」(cane)があります。
海外では、ビートは欧州・北米などの比較的冷涼な地域で、さとうきびはアジア・中南米・オーストラリア・アフリカなどの熱帯や亜熱帯地域で栽培されています。
日本では、ビートは北海道で、さとうきびは鹿児島県の南西諸島や沖縄県でそれぞれ栽培されています。
ビートは、春に種をまき、10月から11月にかけて収穫されます。麦・大豆・じゃがいもなどと一緒に、北海道の畑作農業の基幹作物として位置付けられています。
ビート畑ってどんな感じ?
ビート畑を初めて見た人がほうれん草と間違うことがありますが、それもそのはず、ビートは、ほうれん草と同じヒユ科に属する植物だからです。 beet_img_02.jpg

ほうれん草にそっくり?ビート畑

どこが砂糖になるの?
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甜菜(ビート)

北海道の広大な大地に降り注ぐ太陽の光を葉に浴び、光合成の作用で根部に糖分を蓄積します。この糖分が、お砂糖を作る素となるのです。
また、この光合成作用により、地球温暖化ガスの一つといわれる二酸化炭素の大量削減に貢献しています。さらに、糖分を抽出し残った繊維(ビートパルプ)は、家畜の飼料として有効に利用されています。