Z.欠乏症状と障害

1.窒素(N)欠乏
2.リン酸(P)欠乏
3.カリ(K)欠乏
4.石灰(Ca)欠乏
5.苦土(Mg)欠乏
6.ホウ素(B)欠乏
(「IV-3.育苗時障害」の項も参照)
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1.窒素

症状:
  窒素欠乏症はどのステージにおいてもほとんどの葉に現れ、外観は全体が黄化してくる。最古葉から黄化し葉の全体が平均に退色していく。黄化した葉は柔らかい感触である。被害は発育成長が甚だしく阻害され、根重に大きく影響する。
対策:
  8月上旬頃まで要素量として2〜5s/10a追肥する。
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リン酸欠乏
リン酸欠乏

2.リン酸

症状:
  葉における光合成速度の低下、組織の呼吸の増大など植物体内の正常な生理作用が阻害される。病気に侵されやすくなる。生育ステージに関係なく葉は暗緑色を呈し、全体がこじれ葉は直立気味となり、更に進むと葉の先端より壊死を生ずる。
対策:
  燐酸肥料は土壌中で移動しにくいのですべて基肥で十分施用するのが一般的である。
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カリ欠乏
カリ欠乏

3.カリ

症状:
  葉における光合成速度の低下、組織の呼吸の増大など植物体内の正常な生理作用が阻害される。病気に侵されやすくなる。症状は始めに現れるのは成葉の頂端、縁がクロロシスを呈し、葉やけ症状となる。
対策:
  現在の施肥量では発現は見られない。チリ硝石の施用は加里の肥効増進からも有効である。
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石灰欠乏 石灰欠乏重症個体
石灰欠乏

4.石灰

症状:
  植物体内で移動しているため、欠乏症は若い葉から現れる。症状は若い葉にしわがより葉の先端、縁が裏側にねじれる。更に進行すると若い葉柄の基部が黒色に変わり、生長点は枯死する。根の形成層は死んで黒色の輪ができる。
対策:
  葉面散布用カルシウム剤等を活用する。



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苦土欠
苦土欠乏

5.苦土

症状:
  成葉又は下位葉の先端が黄化し、次第に葉の下部にまで葉脈間の黄化が進み、脈間がやや浮上する。著しくなると葉縁より壊死する。萎黄病、そう根病の病徴に酷似する。
対策:
  応急処理として硫酸苦土5〜10%水溶液を葉面散布する。
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ホウ素
ホウ素欠乏

6.ホウ素

症状:
  初め葉はやや開き気味となり、葉にひび割れを生ずる。欠乏が進むと、葉柄の内側に黒いあざを生じ、心葉が黒化し、冠部も黒化する。石灰過剰で発生しやすい。
対策:
  硼砂(薬局で市販)0.25〜1%水溶液を散布で回復する。
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